世間を賑わしているカンナビノイドの過剰摂取

　ニュースで大麻グミとしてHHCHが有名になっていますね。配られたHHCHグミを知らずに初心者が摂取した現状を考えると非常に恐ろしいです。今回の事件をきっかけにカンナビノイドの人気が高まっていますが、それとともに多くの疑問や懸念が持たれるようになっています。

　今回はカンナビノイドの過剰摂取についてまとめてみました。

１．カンナビノイドを摂取する量として”過剰”とは？

　カンナビノイドの適切な摂取量は、個人差があり大きく異なります。これは、個々の耐性、経験、体重、健康状態、そして使用するカンナビノイドの種類によって左右されるため、一律の答えを出すことは困難できません。特に初心者は、初めての摂取で”バッドトリップ“をするリスクがあります。そのため、慣れるまでは少量から始めることをおすすめします。

　カンナビノイドに限らず、身体に影響を与えるものには用法や用量が決まっています。

２．カンナビノイドの摂取量の決定要因

個人の耐性:
- 長期にわたってカンナビノイドを使用している人は、初心者よりも高い耐性を持つことがあります。
- 長期的に使用しているからと言って用法や用量を守らず摂取した場合でも過剰摂取により危険な状態になる可能性があります。
- 初心者や時折しか使用しない人は、低い用量から始めることが推奨されます。
目的:
- カンナビノイドを使用する目的（リラクゼーション、痛み緩和、睡眠の改善など）によって、適切な量が異なります。
- 痛みの緩和を目的とする場合、より高い用量が必要になることがありますが、専門家の意見などを聞き判断するのが良いでしょう。
ストレインの種類:
- ストレインとはカンナビノイドの種類や品質などを指します。
- カンナビノイド含有量が高いストレインは、より強い効果をもたらします。
- CBDが高いストレインは、非精神活性で、穏やかな体験を提供するため、比較的安全と言えるでしょう。
摂取方法:
- 吸引（喫煙やベイプによる蒸気吸入）、経口摂取（食用品やオイル）、皮膚からの吸収（局所的な塗布）など、摂取方法によっても適切な量が異なります。
- 喫煙や蒸気吸入は即効性があり、食用品は時間がかかるものの効果が強力で長持ちします。
体重と健康状態:
- 体重や特定の健康状態も、カンナビノイドの効果に影響を与える可能性があると言われています。
- 使用する際は自分の健康状態を理解し、専門家と相談してからにしましょう。

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過剰摂取をすると…

不安やパニックの発生:
- カンナビノイドに含まれる成分は、特に高用量で摂取した場合、不安やパニック攻撃を引き起こす可能性があります。
- これには過度の心配や恐怖感、リアリティの喪失、状況に対する過剰反応などが含まれます。
- 特に精神的に敏感な人やカンナビノイドに慣れていない人にとって非常に辛い症状です。
心拍数の急激な増加:
- カンナビノイドの使用は一時的に心拍数を増加させますが、高用量の場合、その効果はさらに強まります。
- これにより、不快感や不安が高まる可能性があり、特に心臓に問題を抱える人にはリスクがあるので注意しましょう。
めまいやふらつき:
- カンナビノイドの摂取により、特に高用量の場合、めまいやふらつきを感じることがあります。
- これは、血圧の変動や身体の平衡感覚に影響を与えるためで、立っているのが困難になったり、歩行に問題を感じたりすることがあります。
嘔吐や吐き気:
- 特にカンナビノイド初心者や敏感な人は、過剰摂取によって嘔吐や吐き気を経験することがあります。
- これはカンナビノイドによる消化器系への影響によるもので、非常に不快な状態になることがあります。
幻覚や精神的混乱:
- 極端に高い用量のカンナビノイドを使用すると、幻覚や現実感の喪失、混乱などの精神的な副作用を引き起こす可能性があります。
- これは特に、高い用量のカンナビノイドのストレインを使用する場合に見られます。
運動協調性の低下:
- カンナビノイドの使用は運動協調性を低下させることがあります。
- これにより、特に車の運転や機械操作など、注意と集中を要する活動に影響を与える可能性があります。
極端な眠気や意識の混濁:
- カンナビノイドの過剰摂取は強い眠気や意識の朦朧とする状態を引き起こすことがあります。
- これにより、日常活動や仕事への集中が困難になることがあります。
長期的な影響:
- 長期的なカンナビノイド使用は、特に若年層において、認知機能や精神健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
- 記憶力の低下、学習能力の低下、気分障害などが挙げられます。